2013年5月24日、岡三オンライン証券がiPhone向け日本株取引専用アプリ「岡三ネットトレーダースマホ」をリリースしました。
異次元の日本株取引スマホアプリ! 「岡三ネットトレーダースマホ」をリリース【PDF】 – 岡三オンライン証券のプレスリリース
岡三オンライン証券には、すでに岡三株スマホというiOSとAndroidスマートフォンに対応した株取引アプリがあります。
これとは別の新しいアプリである「岡三ネットトレーダースマホ」が、2013年5月24日にリリースされました。
私はiPhone5とiPhone4を持っているので、「岡三ネットトレーダースマホ」をインストールして実際に使ってみました。
「岡三ネットトレーダースマホ」は、日本株の取引を行うことができます。リアルタイムの株価自動更新機能が備わっています。
また、自動更新の株価チャート、時系列データや企業情報をはじめ、株主優待情報などを見ることができます。ロイターニュースや時事通信社が提供するニュースを読むことも可能です。
「岡三ネットトレーダースマホ」の利用料は無料となっています。
ちなみに、私は2012年に発売された第3世代のiPadも持っています。一応、iPadは「岡三ネットトレーダースマホ」の推奨機種に含まれているため、iPadに「岡三ネットトレーダースマホ」をインストールして利用することは可能です。しかし、残念ながら「岡三ネットトレーダースマホ」は第3世代以降のiPadの精細ディスプレイ(高解像度)には対応していません。
岡三ネットトレーダースマホの長所と短所
▼岡三ネットトレーダースマホの長所
- リアルタイムで自動更新される板情報(気配値)を見ることが可能
- ロイターニュースや時事通信社が提供するニュースを読むことが可能
- パソコン用の取引サイトとの重複ログインが可能
- 国内指標や海外指標、為替などのマーケット情報の種類が充実している
- 個別銘柄のランキング情報が充実している。テクニカル系のランキングだけでなく、ファンダメンタル系のランキングを見ることもできる
- 板発注機能がある
長所「3」についての補足です。 岡三ネットトレーダースマホは、パソコン用のウェブサイトやトレーディングツールとの併用が可能です。例えば、パソコン用のトレーディングツールである岡三ネットトレーダーにログインしていても、岡三ネットトレーダースマホにもログインができます。
▼岡三ネットトレーダースマホの短所
▼岡三ネットトレーダースマホを使った感想
「投資情報収集ツールとしては優秀だが、操作に慣れが必要」という印象です。
パソコン用のトレーディングツール並に多くのマーケット情報やランキング情報を見ることができるのですが、その分、画面の構成が複雑になっており、画面の遷移も分かりにくくなっています。フリックやスワイプを多用しないと、なかなか目的の画面にたどり着けません。
初期状態で「メニューバーが画面の下部に隠れている」のも、最初操作に慣れない理由の一つだと思います。画面表示の縦幅が狭くなりますが、メニューバーは常に画面下部に表示されていた方が、操作が分かりやすかったのではないかと思います。
また、板発注機能があるのは良いのですが、逆指値注文などの特殊注文が使えないのは少し残念です。
岡三ネットトレーダースマホは、ところどころに短所もありますが、リアルタイムの株価自動更新機能があり、ニュースやマーケット情報を閲覧する機能はかなり充実しています。操作に慣れれば、株式投資情報を収集するためのツールとしては重宝しそうです。
ちなみに、岡三オンライン証券がYoutubeで「岡三ネットトレーダースマホ」の動画を公開しています↓
▼岡三ネットトレーダースマホの利用画面
まず、岡三ネットトレーダースマホのアプリを起動し、ログインすると、下記の画面が表示されます。
↓クリックで拡大可能
↓「サンプル1」のタブをタップすると、個別銘柄登録リストが表示されます
↓画面の一番下の黒い部分を上にフリックすると、画像下部のメニューが、にゅっと出てきます。このように、初期状態で「メニューバーが画面の下部に隠れている」のが、初めて触ったときに操作に慣れない理由の一つだと思います。
しかも、この画面下部のメニューバーですが、スワイプすることで最初は隠れている「注目銘柄」や「株主優待」のアイコンが出てきます。これも初めて使ったときは気づきにくいのです↓
画面表示の縦の幅が狭くなりますが、メニューバーは常に画面下部に表示されていた方が、操作がわかりやすかったのではないかと思います。
↓個別銘柄登録リストに載っている銘柄名をダブルタップすると、銘柄の詳細が表示されます
↓銘柄の詳細ページを、スワイプすると株価チャートを表示できます。これは日足の株価チャートです
↓こちらは分足の株価チャートです
↓iPhoneやiPod touchの画面を横にすると、株価チャートを横に広げて表示することが可能です
↓メニューの「ニュース」アイコンをタップすると、ニュースの見出し一覧を表示できます
↓見出しをタップすることで、ニュースの詳細を表示できます。これは時事通信社のニュースです
↓こちらはロイター配信のニュースです
↓銘柄の詳細ページを、スワイプしていくと株の注文画面を表示できます。使える注文方法は、「指値(通常)」「指値-引指」「指値-不成」「成行(通常)」「成行-引成」のようです。
↓銘柄の詳細ページで、画面の一番下の部分を上にフリックすると、「板」などのメニュー画面が出てきます。
この画面左下の「板」アイコンをクリックすると、リアルタイムで価格更新される板(気配値)を表示することできます。この画面で、自分が注文したい価格帯をダブルタップすると、板発注が使えます。
↓画面下部の「板」などのメニューバーは、スワイプすること「業績」や「企業プロプ」アイコンを表示することができます。これらのアイコンをタップすると、その銘柄のファンダメンタル情報を閲覧することできます。
↓このアプリでは、日本株のランキング情報を見ることができます
↓マーケット情報で、海外市場の主要な指標を見ることもできます
↓主要な通貨ペアの為替相場を見ることも可能です
↓スマホ株取引アプリとしては珍しく、ファンダメンタル系のランキングを見ることもできます
以上が筆者による「岡三ネットトレーダースマホ」の解説です。
以下、岡三オンライン証券のウェブサイトからの抜粋です。
~~~~~
スマートフォン・タブレット専用アプリ
岡三ネットトレーダースマホ「岡三ネットトレーダースマホ」は、他に類を見ない情報量とスマホならではの操作性を高次元に融合したiPhone向け日本株取引専用スマホアプリです。
主な機能と内容
●投資情報
マイリストの登録銘柄はすべての「岡三ネットトレーダー」シリーズ共通で2,000銘柄登録可能です。マーケットやニュースで市場の動きも詳細に把握できます。また、ランキングや株主優待など豊富な投資情報満載です。
- マイリスト(2,000銘柄登録可能で岡三ネットトレーダーシリーズと共用)
- マーケット(国内指標、海外指標、市場統計、業種別指数、為替、経済指標)
- ニュース(ロイター、時事通信)
- ランキング(出来高、金額、価格、乖離率、テクニカル、ファンダメンタル、信用、株価急騰、株価急落、出来高急増)
- 注目銘柄(決算発表銘柄、新規上場銘柄、ストップ銘柄、年初来銘柄、5年初来銘柄、管理・整理・特設注意、企業イベント)
- 株主優待(権利確定月・株主優待内容・最低投資金額上限で検索可能)
- 資産状況(総合、現物、信用、オンライン振込(関連Webサイトへリンク))
- 注文リスト
- 取引履歴
- 重要事実(関連Webサイトへリンク)
- お知らせ
- 投資情報局(関連Webサイトへリンク(日本株投資情報))
●銘柄情報
多機能なチャート(横表示も可能)、定評の累積出来高も表示されている板、詳細な企業分析に定評のある企業プロファイル(分析ナビ)など、個別銘柄情報は他に類を見ない豊富さです。
- 板(累積出来高も表示)
- クォート(株価情報詳細)
- チャート(分足、5分足、時足、日足、週足、月足:自由に期間変更可能)
- 注文(現物、信用、板表示で板からの注文も可能)
- ニュース(ロイター、事実通信の個別銘柄ニュース)
- 信用情報(信用情報詳細)
- 業績(業績情報詳細)
- 企業プロファイル(分析ナビ)(レーティング、スコア、業績予想)
●その他特徴
- 時価情報はリアルタイム配信
- スマホを振ると投資情報ではマイリスト画面、個別情報では注文画面に瞬時に移動
~~以上、岡三オンライン証券のウェブサイトからの抜粋~~
▼関連記事
▼iPhone用のトレードツール
- iPhone対応の株取引用トレーディングツール 【比較表】
- SBIネオトレード証券の「livestar S iPhone版」を使った感想
- 楽天証券、「iSPEED for iPhone」をバージョンアップ、アプリ内で株式注文が可能に
- マネックス証券、iPhone向け株式取引アプリ「マネックストレーダー スマートフォン(iPhone)」をリリース
- GMOクリック証券のiClick株を使った感想
- SBI証券、iPhone向けアプリ「SBI株取引」をリリース
- 松井証券の「株touch」の紹介 iPhoneやiPod touch向けトレーディングアプリ
- 岡三ネットトレーダースマホのiPhone版を使った感想【レビュー、株取引アプリ】
- 岡三ネットトレーダースマホFのiPhone版を使った感想 【レビュー、先物アプリ】
▼Android用のトレードツール
- Android対応の株取引用トレーディングツール 【比較表】
- SBIネオトレード証券の「livestar S Android版」を使った感想
- 楽天証券のiSPEED for Androidを使ってみての感想
- マネックス証券、マネックストレーダー スマートフォン Android版をリリース
- GMOクリック証券の株roidを使った感想【レビュー】
- SBI証券、「SBI株取引 for Android」をリリース【Android向け株式トレーディングアプリ】
- 松井証券、「株touch (Android版)」をリリース
- 岡三ネットトレーダースマホFのAndroid版を使った感想 【レビュー】
- 大和証券の「株walk」を使った感想 【Android向け株式トレーディングアプリ】
▼iPhoneとAndroidの両方に対応したトレードツール
- 楽天証券の「iSPEED 先物OP」を使った感想【スマートフォン用 日経225先物取引アプリ】
- マネックス証券の「マーケットステーション スマートフォン」を使った感想 【レビュー】
- 岡三オンライン証券、日本株取引スマホアプリ『岡三株スマホ』提供開始
▼iPad用のトレードツール
- iPad対応の株取引用トレーディングツール 【比較表】
- 楽天証券のiSPEED for iPadを使った感想 【レビュー】
- マネックストレーダー for iPadを使った感想 【レビュー】
- 岡三株スマホを使った感想 【レビュー】
- 「岡三ネットトレーダースマホF for iPad」を使った感想 【レビュー】