SBI証券、「日計り信用」と「HYPER空売り」サービス開始

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 【以下の内容は、2015年1月9日現在の情報です】

先日、当サイトで以下の記事を配信しました。

この記事についての続報が、SBI証券から発表されました。

買建/売建取引での「日計り信用」サービス提供開始のお知らせ
1月13日より、いよいよサービス開始!
空売り銘柄を充実させた「HYPER空売り」も同時リリース!!
– SBI証券の親会社のSBIホールディングスのウェブサイト

私が上記の記事の中で紹介した、下記の二種類の信用取引が2015年1月10日に導入されることになりました。

  • 返済期限を「新規建日の当日(1日)」とする「日計り信用」
  • 「日計り信用」において、通常では空売りできない銘柄について取引機会を提供する「HYPER空売り」

SBI証券で信用取引口座を開設しているユーザーは、1月10日から上記の新種の信用取引サービスを利用することが可能になります。

SBI証券の「日計り信用」の解説

「日計り信用」は、信用取引の買建取引と売建取引の返済期限を「新規建日の当日(1日)」に限定したものです。これは現在、松井証券が提供している新種の信用取引サービスである「一日信用取引」と似たサービスです。

日計り信用や一日信用取引は「返済期限が当日に限定されている」というデメリットがありますが、300万円以上の建玉を建てると金利が無料になるメリットがあります。

さて、取引手数料についてですが、松井証券の一日信用取引の場合は、デイトレード限定とする代わりに取引手数料が無料となっています。しかし、SBI証券の「日計り信用」では通常の制度信用取引と同じ手数料がかかります。

(ただし、SBI証券の大口の信用取引ユーザーは「日計り信用」においても取引手数料が無料です)

次に金利についてですが、金利は、松井証券の一日信用取引と、SBI証券の「日計り信用」で微妙に設定が異なっています。

1注文あたりの約定代金の合計金額 SBI証券の日計り信用の金利 松井証券の一日信用取引の金利
1注文あたりの建約定代金が
合計で300万円以上の買建注文
年率
0.0%
年率
0.0%
1注文あたりの建約定代金が
合計で300万円以上の売建注文
年率
0.0%
年率
0.0%
1注文あたりの建約定代金が
合計で300万円未満の買建注文

年率
2.80%

(ここがSBI証券と松井証券で異なる)

年率
2.0%
1注文あたりの建約定代金が
合計で300万円未満の売建注文
年率
2.00%
年率
2.0%

なお、日計り信用取引において、新規建を行った当日の大引けまでに建玉が決済されなかった場合、原則としてSBI証券社の任意で翌営業日の寄付(よりつき)で、当該建玉が強制返済されます。

その際、日計り取引で新規建を行った当日の大引けまでに建玉が決済されなかった場合、翌日以降は約定金額にかかわらず、買方金利2.8%(年率)、貸株料率2.0%(年率)の支払いが発生します。

▼「HYPER空売り」の解説

SBI証券の「HYPER空売り」は、返済期限が当日の一般信用取引の中で、通常は空売りができない人気銘柄を空売りできるサービスです。

人気銘柄を空売りできるというメリットがある代わりに、貸株料とは別にHYPER料という手数料が必要となるというデメリットがあります。

HYPER空売りは、松井証券のプレミアム空売りとほぼ同様のサービスとなっています。

ただし、HYPER空売りとプレミアム空売りでは、トータルでかかるコストに違いがあります。

1約定あたり300万円以上の場合、トータルコストは下記のようになっています。

トータルコスト
SBI証券のHYPER空売り 信用取引の手数料+HYPER料(1株あたりX円 ※銘柄によって異なる)
松井証券のプレミアム空売り プレミアム空売り料(1株あたりX円 ※銘柄によって異なる)

1約定あたり300万円以上の場合、松井証券のプレミアム空売りでは、建てた当日に建玉を決済した場合、信用取引の手数料がかからず、かかる費用はプレミアム空売り料だけで済みます。

しかし、SBI証券のHYPER空売りでは、建てた当日に建玉を決済した場合でも、大口でないユーザーは、信用取引の手数料がかかります。HYPER料もかかります。

ちなみに、両社とも、1約定あたり300万円未満の場合は、上記のコストに加えて、年率2.0の貸株料も徴収されます。

以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~~~

ついに登場!日計り信用・HYPER空売りサービス開始!

sbi_hibakari_hyper_karauri_20150113_00.jpg

2015/1/13(火)(予定)より、一般信用取引で返済期限が当日の日計り取引ができるようになり、一般信用取引のバリエーションが広がります!(注文入力は2015/1/10(土)(20時頃予定)より可能)

通常空売りができない新興市場銘柄についても、日計り信用取引において「新規売建」が可能となることで、幅広い銘柄で売りポジションを取れるようになります!より機動的な投資戦略の実現にぜひお役立てください!

■日計り信用・HYPER空売りサービスのメリット

1. 一般信用取引で空売りが可能に!

これまでは制度信用取引で一部の銘柄(貸借銘柄)しか空売りができませんでしたが、一般信用取引についても空売りが日計り信用で可能となりますので、幅広い銘柄を機動的にお取引いただけるようになります!

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2. 新興市場で人気の銘柄も空売り可能に!

日計り一般信用取引の中でも、特に便利なのは「HYPER空売り」サービスです!新興市場で人気があり、一般的には空売りができない銘柄も空売りができるようになります!

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3. お取引すればするほどお得!

日計り一般信用取引なら、1注文の約定金額300万円以上の場合はなんと金利・貸株料が0%に!制度信用取引よりもお得な金利でお取引いただけます!

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※一般信用(日計り)取引で新規建を行った当日の大引けまでに建玉が決済されなかった場合、翌日以降は約定金額にかかわらず、買方金利2.8%(年率)、貸株料率2.0%(年率)の支払いが発生します。

▼日計り信用取引・HYPER空売りサービスとは?

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※新規建を行った当日の大引けまでに建玉が決済されなかった場合、原則として当社の任意で翌営業日の寄付で、当該建玉を強制返済します。

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※HYPER空売りは、貸株料とは別にHYPER料が必要となります。

▼当社信用取引の分類

これまでもご提供しておりました「制度信用」および「一般信用取引の新規買建て(無期限)」に加え、一般信用取引のバリエーションを大幅追加いたします!

sbi_hibakari_hyper_karauri_20150113_007.jpg

※一般信用取引による無期限の新規買建ては以前よりご利用いただけます。
※短期(5日)、1日(HYPER空売り)は新規売建て、返済買いのみ存在する区分です。

▼主要ネット証券5社の一般信用取引の取扱種類比較

↓画像はクリックで拡大可能

sbi_hibakari_hyper_karauri_20150113_008.jpg

比較対象範囲は、主要ネット証券5社との比較となります。「主要ネット証券」とは、口座開設数上位5社のSBI証券、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券(カナ順)を指します。(2014年12月10日現在、各社公表資料等よりSBI証券調べ)

※ SBI証券の無期限新規売りは2015年4月頃、短期新規売りは2015年2月頃にサービス開始を予定しております。

~~以上、SBI証券のウェブサイトからの抜粋~~

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