ネット証券大手7社の株式売買代金と口座開設純増数の比較 2016年1月分

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当サイトでは毎月、ネット証券大手7社の売買代金を比較しています。

各社の「ユーザーの株式売買代金の月間合計額」を見れば、日本国内でどの証券会社に勢いがあるのか判断ができると思われます。

以下、2016年1月分のネット証券各社の売買代金の比較です。

▼2016年1月 ネット証券各社の「月間株式売買代金」の比較

(億円未満切り捨て) (国内株)

会社名
月間株式売買代金
現物取引信用取引
月間株式売買代金
(前年同月比)※
増減率
(前年同月比)
SBI証券

8兆6501億円

+1485億円

+1.7%

楽天証券

3兆4700億円

+1492億円

+4.4%

松井証券
2兆8923億円

+1466億円

+5.3%

GMOクリック証券
2兆0737億円
+231億円
+1.1%
auカブコム証券
2兆0630億円
-1035億円
-4.7%
マネックス証券
1兆1785億円

-745億円

-5.9%

岡三オンライン証券
3402億円

-487億円

-12.5%
合計
20兆6680億円

※2016年1月の営業日は19日で、2015年1月の営業日も19日でした。

▼2016年1月 ネット証券各社の「一日あたり株式売買代金」の比較

(億円未満切り捨て) (国内株)

会社名

一日あたりの株式売買代金
現物取引信用取引

一日あたりの株式売買代金
(前年同月比)
増減率
(前年同月比)
SBI証券

4552億円

+78億円
+1.7%
楽天証券
1826億円
+78億円
+4.4%
松井証券
1522億円
+77億円
+5.3%
GMOクリック証券
1091億円

+12億円

+1.1%

auカブコム証券
1085億円

-54億円

-4.7%
マネックス証券

620億円

-39億円

-5.9%
岡三オンライン証券
179億円
-25億円
-12.5%
合計
1兆0877億円

ちなみに、ネット証券大手の新規口座開設状況(2016年1月分)の順位表も、作成しました↓

▼ネット証券5社 新規口座開設状況 2016年1月分

順位 証券会社名

証券口座 月間純増数

証券累計口座数 店頭FX
口座純増数
店頭FX
累計口座数
auカブコム証券 +4,904

991,794

+407
81,680
松井証券 +2,747 1,047,970

+6

77,870

マネックス証券

+2,623

1,621,635

+930

221,293

GMOクリック証券

+2,598

278,767
+2,611
429,887
岡三オンライン証券 +900 119,928
非公開
非公開
番外 楽天証券 2012年からデータ非公開

毎月のデータ公開は停止中。

ただし、楽天証券の開示情報によると、2016年1月末時点における口座数は200万口座を超えている

非公開
非公開
番外 SBI証券

2011年からデータ非公開

毎月のデータ公開は停止中。

ただし、SBI証券の開示情報によると、2016年1月18日時点における口座数は350万口座を超えている

非公開
非公開
合計

13,772

(SBI証券と楽天証券を除いた数値)

4,060,094

(SBI証券と楽天証券を除いた数値)

比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。

▼2016年1月はネット証券の口座開設増加数が減少

2016年1月は日経平均株価が19,033円から17,518円へ下落しました。

また、東証マザーズ指数は887から831へ下落しました。

2016年1月は前月に比べて、ネット証券各社の「証券口座 月間純増数」がかなり減少しています。減少の理由として、ぱっと思いつくのは下記の2点です。

  1. 相場が乱高下した上に、結局は日経平均株価が一ヶ月で1500円下がるという荒れた市況だったため、個人投資家が新規に証券会社の口座を開設することを控えた
  2. 2016年1月から、新規に証券口座を開設するにはマイナンバーを証券会社に提示する必要がある。このマイナンバーの提出に嫌悪感を持つ個人投資家が、口座開設をしたいと思っても、まだ様子見をしている

 個人的に「2」のマイナンバーの影響は大きいと思っています。オンライン証券業界において、2016年1月は証券口座の増加数も不調だったのですが、FX口座の増加数も伸びませんでした。FXの取引口座も、2016年1月1日以降に口座開設するには、マイナンバーの提出が必要となっています。

▼参考記事

ネット証券の業績に一服感、個人が売買様子見
15年10~12月
– 日経新聞電子版

 ネット証券大手の2015年10~12月期業績は一服感が出た。松井証券とauカブコム証券、マネックスグループの最終損益は前年同期に比べ悪化したもようだ。株式相場の変動が大きかったため個人投資家に様子見ムードが広がり、株式手数料収入が減少した。一方、SBI証券は債券の引受部門などが伸び、最高益を更新したようだ。

 15年10~12月は米国の利上げや中国景気の減速懸念から株式相場が大きく上下した。ネッ・・・

以上、日経新聞電子版からの抜粋

 (日経新聞の電子版の記事ですが、メールアドレスなどの個人情報を登録すれば、有料会員限定記事を一月に10本まで閲覧できます)

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