ネット証券業界でシェア1位と2位を争っているSBI証券と楽天証券が口座開設純増数を公開しなくなりました。 SBI証券と楽天証券の情報がないので、口座開設純増数を比較しても、今、どのネット証券に人気があるのか判らなくなってしまいました。
ですから、当サイトでは2012年8月分から、ネット証券各社の売買代金を比較しています。各社のユーザーの株式売買代金を見れば、どこの証券会社に勢いがあるのか判断ができると思います。
以下、2012年12月分のネット証券各社の売買代金の比較です。
▼2012年12月 ネット証券各社の「月間株式売買代金」の比較
(億円未満切り捨て)
会社名
|
月間株式売買代金 (現物取引+信用取引) |
月間株式売買代金・前年同月比※ |
増減率
(前年同月比) |
SBI証券 |
4兆0594億円
|
+1兆6404億円 |
+67.8% |
楽天証券 |
1兆9505億円
|
+8512億円
|
+77.4% |
松井証券 |
1兆0407億円
|
+5090億円 |
+95.7% |
マネックス証券 |
9752億円
|
+4142億円
|
+73.8%
|
auカブコム証券 |
9298億円
|
+4304億円
|
+86.2%
|
GMOクリック証券 |
8975億円
|
+2703億円
|
+44.3%
|
岡三オンライン証券 |
6430億円
|
+2072億円
|
+47.5%
|
※2012年12月の営業日は19日で、2011年12月の営業日は21日でした。「2012年の12月」の方が営業日が少ないのですが、合計売買代金は、前年度より圧倒的に増加しています。
▼2012年12月 ネット証券各社の「一日あたり株式売買代金」の比較
(億円未満切り捨て)
会社名
|
一日あたりの株式売買代金 |
一日あたりの株式売買代金・前年同月比 |
増減率
(前年同月比) |
SBI証券 |
2136億円
|
+984.6億円
|
+85.4%
|
楽天証券 |
1026億円
|
+503.1億円
|
+96.1%
|
松井証券 |
547億円
|
+294.5億円
|
+116.3%
|
マネックス証券 |
513億円
|
+246.1億円
|
+92.1% |
auカブコム証券 |
489億円
|
+251.6億円
|
+105.8%
|
GMOクリック証券 |
462億円
|
+172.8億円
|
+59.5%
|
岡三オンライン証券 |
338億円
|
+130.9億円
|
+63.0%
|
ちなみに、ネット証券大手の新規口座開設状況(2012年12月分)の順位表も、作成しました↓
▼ネット証券3社 新規口座開設状況 2012年12月分
順位 | 証券会社名 |
証券口座純増数 |
証券累計口座数 | 店頭FX口座純増数 | 店頭FX累計口座数 |
1 | auカブコム証券 | +2,734 (前月比+286)↑ |
791,688 |
+445 | 44,749 |
2 | 松井証券 | +2,203 (前月比+71)↑ |
853,911 |
+158 |
69,768 |
3 | GMOクリック証券 |
+2,041 |
154,279 | +3,607 | 266,557 |
番外 | 楽天証券 | 2012年6月からデータは非公開 |
非公開
|
非公開
|
非公開
|
番外 | SBI証券 |
2011年8月から数値非公開 |
非公開
|
非公開
|
非公開
|
番外 | マネックス証券 |
2011年から口座数の開示の基準が変わったため計測不能※ |
820,164※ ※稼動口座の数値です |
2011年から口座数の開示の基準が変わったため計測不能※ |
52,762※ ※稼動口座の数値です |
合計 | 6,978 | 1,799,878 |
比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。
メモ
2012年12月は、日経平均株価が9,446円から10,395円に急騰しました。また、東証マザーズ指数は392から404に上昇しました。
東証1部も新興市場も株価が好調だったため、証券会社各社の売買代金が増加しました。
▼参考記事 日経新聞電子版より抜粋
海外投資家(外国人)による日本株の買越額が記録的な規模に膨らんでいる。昨年12月の買越額は1兆5448億円と、月間ベースでは約7年ぶりの大きさだった。東京証券取引所が9日発表した投資主体別の売買動向で分かった。海外マネーが昨年暮れに、日本株の上昇をけん引したことが鮮明だ。国内の機関投資家と個人は売り越し・・・
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