大納会、今年は東京市場の一人負けの1年

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今日は大納会でした。これで今年の日本株の取引は終了です。みなさん、1年間おつかれさまでした。

1年を通して、日本市場の主要な株価指数がどう移り変わったかまとめてみました↓

▼2007年 株価指数 騰落率

株価指数 2006年12月29日 2007年12月28日 昨年比
日経平均 17,225 15,307 -11.2%
TOPIX 1,681 1,475 -12.3%
JASDAQ指数 86.19 72.17 -16.3%
マザーズ指数 1,110 783 -29.5%
ヘラクレス指数 1803 1180 -34.6%

これを見ればわかるように、今年は「長期上昇トレンドが続く」という想定で日本株に長期投資で臨んだ投資家にとって厳しい年でした。

ただ、世界に目を向けてみると、サブプライムローン問題で揺れたアメリカ市場はニューヨーク・ダウが12463ドル(2006年12月30日)から13359ドル(2007年12月28日)に上昇。

また、中国の上海総合株価指数は年初来で97%の上昇、韓国の総合株価指数(KOSPI)は年初来で32%の上昇と好調でした。

よって、国際分散投資をしていた個人投資家にとっては勝ちやすく、日本株に集中投資していた投資家にとっては負けやすい年だったといえます。

私はこのサイト(ネット証券に関するニュースサイト)を運営しているので判るのですが、今年は個人投資家の興味が日本株から他の金融商品に移った年でした。短期投資家は日経225先物取引や日経225miniに興味を持ち、長期投資家は外国株や外国のETFに興味を持った人が多かったように思います。

それ以上に、個人投資家の興味を集めたのがFX(外国為替証拠金取引)でした。FXはハイレバレッジの短期投資、スワップ狙いの長期投資のどちらにも使えるので、個人投資家の人気を集めています。また、今年はFXで数億円の利益を上げた個人投資家が脱税でたくさん捕まったことにより、各メディアがFXをニュースに取り上げる機会が多くありました。個人投資家がFXを知るきっかけになっています。

来年も日本株が不調なようであれば、個人投資家のデリバティブ(日経225先物など)やFXに対する関心が高まるかもしれません。

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