楽天証券の日本株取引サービスでは、1日の約定代金合計額で手数料が決まる「いちにち定額コース」という手数料体系があります。
楽天証券が 2017年9月1日から、この「いちにち定額コース」の手数料を値下げすると発表しました。1日の約定代金合計額が30万円までは、今までより安くなります。約定代金が30万円を超える部分については、手数料は今までと変わりません。
新しい手数料は下の表のようになっています。価格は税抜です。
▼国内株式手数料「いちにち定額コース」
1日の取引金額上限 | 9月1日からの新手数料 | 8月31日までの手数料 |
10万円まで |
0円
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429円
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20万円まで |
191円
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30万円まで |
286円
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50万円まで |
429円
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429円
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100万円まで |
858円
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858円
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200万円まで |
2,000円
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2,000円
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以降、100万円増えるごとに1,000円追加・・・これは9月1日以降も変わりません。
上記の表を見てもらえれば判りますが、10万円までは手数料が0円となります。
2017年8月18日に、「SBI証券がアクティブプランの株式手数料を改定し、約定10万円以下の手数料を無料化する」と発表したため、楽天証券がこれに対抗して値下げを決定したものと思われます。
以下、楽天証券のウェブサイトからの抜粋です。
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国内株式手数料大幅値下げ! いちにち定額コース「10万円まで取引が無料(0円)!」
(2017年9月1日約定分から)
2017年8月18日
■要約すると
- 国内株式手数料「いちにち定額コース」に約定代金10万円まで無料を新設
- 約定代金30万円までの手数料も大幅値下げ。
- デイトレード割引(日計り取引片道手数料無料)ももちろん対象。
つまり、デイトレードならさらにおトクになります。- いちにち定額タイプで10万円までの手数料は業界最低水準手数料です。※1
※ 1 主要ネット証券(口座数上位5社:SBI証券、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券、当社)で比較。(2017年8月18日時点で各社発表手数料で比較)
※ 手数料コースが「超割コース」「ワンショットコース」のお客様は手数料コースの変更が必要です。詳しくはこちら
▼国内株式手数料「いちにち定額コース」
~~以上、楽天証券のウェブサイトからの抜粋~~
楽天証券の「いちにち定額コース」ですが、「9月1日から10万円まで手数料無料」になること以外にも、二つのメリットがあります。
まず、「いちにち定額コース」の一つ目のメリットですが、デイトレード割引(日計り取引 片道手数料無料)があります。
『いちにち定額コース』を選択している人は、1日で取引を手仕舞うデイトレードを行った場合、返済手数料が無料となります。
二つ目のメリットですが、「いちにち定額コース」の約定代金は、現物株取引と信用取引を合算して、計算が行われます。
他社の料金プランでは、現物株取引と信用取引を別口として計算して、それぞれに手数料がかかる証券会社もありますが、楽天証券では、そのようなことはありません。
日本株の取引数が多い方は、上記のことを考慮した上で、いちにち定額コースを選ぶか超割コースを選ぶか決めるとよいでしょう。
超割コースについて詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事をクリックかタップしてください。
楽天証券、「超割コース」を大幅改定。小口顧客は値下げ。大口優遇は判定条件緩和
なお、楽天証券が2017年9月1日に、いちにち定額コースの株取引の手数料を改定するので、後日、当サイトの「一日定額制 株式手数料比較表」という記事を更新する予定です。
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