日証金残高とは (株式用語解説 信用取引用語)

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日証金残高 [読み:にっしょうきんざんだか]
祐作:先輩、日証金残高ってなんですか?
兜:ふむ、日証金残高とは、証券金融会社の1つである日証金が日々公表する融資残高や貸株残高の状況のことだな。証券会社は顧客から信用取引の申し込みがあると、自社で調達できない資金や株券を「日証金」などから調達する。その日証金が融資した金額や貸した株券の残高を「日証金残高」として日々、発表しているんだ。
祐作:日証金残高はなんのために発表されているんですか?
兜:現在の株式市場で、信用買い空売りがどれくらい行われているかを把握するためのデータとして発表されているんだ。
 しかし、最近は資金力のある証券会社が日証金に頼ることなく、自己資金を顧客に貸付けたり保有株を顧客に貸し出したりしているから、日証金残高のデータは実際の信用取引の残高よりかなり少なくなっている。このため、日証金の残高だけで信用取引の動向を推定するのは難しい情勢となっているぞ。

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