2017.6.13 Last Update!
最近、SBI証券が個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo イデコ)に力を入れています。
確定拠出年金というのは、将来給付される年金額が、運用次第で変動する年金です。投資信託や元本確保型の商品に積立投資をすることで、個人が老後のために年金を積み立てていく仕組みになっています。
証券会社の口座で、個人型確定拠出年金の制度を使って投資を行う場合の主なメリットは、以下の三つです。
- 投資した掛金が全額所得控除の対象となる。所得控除が発生する影響で、所得税や住民税が減少する。つまり、節税効果がある
- 投資した金融商品で運用益が出た場合でも、運用益に課税はされない
- 投資した掛金を60歳以降に受け取る際に税制優遇措置がある
上記のように、「個人型確定拠出年金=iDeCo」の制度を使った投資には、税制の優遇措置があります。
これらのメリットについて概要を知りたい方は、下記リンク先のiDeCo(イデコ)のチラシを読むのがおすすめです。政府が作ったチラシにしては意外な程わかりやすい内容です。
個人型確定拠出年金の制度を使って投資を行った場合のデメリットは、掛金を原則として60歳まで引き出せないことです。
というわけで、個人型確定拠出年金は「60歳まで資金を拘束されてもいいから、節税効果を得ながら、老後に備えて投資したい」という個人投資家に向いています。
では、ここからはSBI証券の口座で個人型確定拠出年金に投資するメリットを説明します。
▼SBI証券の個人型確定拠出年金で投資を行うメリットは主に4つある
- 口座開設手数料や毎月の口座管理手数料が無料
- 個人型確定拠出年金で投資できる投資信託の数が多い。低コストのファンドも多い
- 個人型確定拠出年金のサービスを、10年以上提供しているため安心感がある
- 土曜日でも確定拠出年金専用ダイヤルにて電話の問い合わせが可能 new!
1. 口座開設手数料や毎月の口座管理手数料が無料
対面で業務を行っている大手証券会社や銀行で個人型確定拠出年金の投資を行うと、通常、運営管理手数料が毎月300円以上かかります。
SBI証券の個人型確定拠出年金では運営管理手数料が常に無料となっています。また、口座開設手数料も無料です。
ただし、別途、国民年金基金連合会や資産管理サービス信託銀行への加入時・移換時手数料が掛かる点については注意してください。
2. 個人型確定拠出年金で投資できる投資信託の数が多い。低コストのファンドも多い
SBI証券の個人型確定拠出年金では投資できる投資信託の数が60以上あります。また、元本確保型の金融商品が4つあります。
投資信託で、低コストで投資をしたい方は「日興DCインデックス」シリーズや「三井住友DCインデックス」シリーズ、「SBI EXE-i」シリーズあたりを投資先として選択することになるでしょう。これらの投資信託は信託報酬が年0.5%以下となっており低コストです。
また、信託報酬は年0.8208%とやや高くなっていますが、人気投信であるひふみ投信の年金専用ファンド「ひふみ年金」に投資することも可能です。
3.個人型確定拠出年金のサービスを、10年以上提供しているため安心感がある
SBI証券は主要ネット証券で初めて個人型確定拠出年金を開始し、10年以上サービスを提供し続けています。個人型確定拠出年金は長期投資が前提になっているので、お金を預ける金融機関としては、経営面で安心できる企業がよいでしょう。
SBI証券はすでに個人型確定拠出年金サービスを長年にわたって運営している実績がありますし、オンライン証券業界で最大手という点でも安心感があるかと思います。
4.土曜日でも個人型確定拠出年金 専用ダイヤルにて電話の問い合わせが可能
SBI証券の個人型確定拠出年金では土曜日でも9時~18時の間、確定拠出年金専用ダイヤルが営業しているので、電話で問い合わせが可能です。
ただし、土曜日に相談できる問い合わせは、確定拠出年金(iDeCo)に関する内容のみになります。確定拠出年金以外に関する内容は、平日の受付となっています。