BRICs(ブリックス)とは? 【会話形式で株式用語解説】

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■登場人物紹介

兜達也=当サイトの管理人
祐作=モデルは兜の2年下の後輩

祐作:突然ですが、先輩、BRICs(ブリックス)ってなんですか?

兜:新興国の中でも経済成長が著しいブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字をつなげた造語だね。

祐作:なんでその4カ国がピックアップされてるんでしょうか?

兜:米国の証券会社ゴールドマン・サックス社が、2003年10月に「Dreaming with BRICs: The Path to 2050」(BRICsとともに見る2050年への道)という投資家向けレポートで初めてピックアップしたんだ。それ以来、BRICsは一般の投資家の間でも広く使われる用語になってる。

祐作:ふ~ん、どんな内容のレポートだったんですか?

兜:そのレポートによると、2050年までにGDP規模で中国がアメリカを追い抜いてトップに立ち、インドが日本を抜いて第3位になるという。さらに、ブラジル、ロシアが5位、6位と続く。つまり、2050年時点でのGDP1~6位の順番は、中国・アメリカ・インド・日本・ブラジル・ロシアになるという予想だ。

祐作:へえ、大胆な予想ですね。なんでそんなにBRICs諸国は注目されてるんでしょうか?

兜:え~、まずBRICs諸国が国土、原油や鉄鉱石などの豊富な天然資源、労働力の源泉となる膨大な人口を持つ点が上げられるね。そして、高い経済成長率を誇っている。

祐作:なるほど、僕もBRICsに興味が湧いてきました。日本にいて、これらの国の株を買うことってできますかね?

兜:現地で発行されている本物の株(原株)を買うのは難しいだろうね。原株の代用としてADRを買うことは、日本にいても可能だけど。数は限られているけど、何種類かのADRを楽天証券を使って買うことはできる。

あとは、それぞれの国に対応した投資信託を買うという手はあるね。

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