大阪証券取引所の名前が大阪取引所になりました 【2014年3月24日】

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2014.3.24 Last Update!

大阪証券取引所と東京証券取引所が、デリバティブ(金融派生商品)を大証に一本化する統合を2014年3月24日に実施しました。

また、3月24日付けで大阪証券取引所の社名が大阪取引所に変わっています。

以下、日本取引所グループのウェブサイトからの抜粋です。

デリバティブ市場の統合に際して

2014年3月24日 更新

株式会社日本取引所グループ

本日、日本取引所グループでは、大阪取引所(本日付で大阪証券取引所から商号変更)に、東京証券取引所のデリバティブ市場を統合し、取引システムはJ-GATEに一本化されました。

これに伴い、日経225、TOPIX、国債等を対象とした幅広いデリバティブ商品を、同一のプラットフォームで取引することが可能となる他、夜間取引の取引終了時刻が、翌3:00に統一されるなど、市場の利便性が向上しました。

 ~~中略~~

また、インドの代表的な株価指数であるCNX Niftyを対象としたCNX Nifty先物が本日新規上場いたしました。4月7日には超長期国債先物取引も再開される予定です。今後も新商品の上場に積極的に取り組んで参ります。

最後に、本日を迎えるにあたり、取引参加者各位並びに情報ベンダーの皆様をはじめとする多くの市場関係者の方々に、多大なご協力を賜りましたことを、この場をお借りして御礼申し上げると共に、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

2014年3月24日

株式会社日本取引所グループ

代表執行役グループCEO 斉藤 惇

代表執行役グループCOO 米田 道生

以前、当サイトの記事「東証と大証の現物市場が統合。 大証銘柄は東証に移行」でお伝えしましたが、すでに2013年7月に、株式取引市場は東証に統合されています。

↓図で表すとこうなっています

大阪証券取引所が運営していた株式市場 2013年7月16日 東京証券取引所が運営する株式市場
大証1部と2部に上場していた銘柄 →吸収→ 東証1部、2部
ジャスダック市場 →移行→ 現在は東証がジャスダック市場を運営している

マザーズ市場

(マザーズ市場は昔から東証が運営している)

大証が運営していた株式市場は、2013年7月から東証が運営しているわけです。

逆に、東証が運営しているTOPIX先物などのデリバティブ市場は、2014年3月24日に大証に吸収されました。

↓図で表すとこうなります

大阪証券取引所が運営しているデリバティブ市場 2014年3月24日 東京証券取引所が運営しているデリバティブ市場
日経225先物日経225mini、NYダウ先物など ←吸収← TOPIX先物、ミニTOPIX先物、日本国際先物など

2014年3月24日のデリバティブ統合を期に、大阪証券取引所の名前は「大阪取引所」に変わりました。

というわけで、長く親しまれてきた「大証」の略称が消えることになります。

英語の略称は現在の「OSE」を継続して使われます。以下、2013年時点の大阪証券取引所ウェブサイトからの抜粋です。

当社新商号の略称等について

2013/10/23

平成25年9月24日付で公表いたしました新商号における、略称・ロゴについてお知らせいたします。

新商号

株式会社大阪取引所(Osaka Exchange,Inc.)

※変更予定日:平成26年3月24日(デリバティブ市場の統合と同日付)

略称

「OSE」 (OSE:Osaka Exchange)

※大阪取引所を略する日本語の称号は設けません。

【引用ここまで】

また 2014年3月24日に大阪取引所は、インドの株式市場で株価指数として用いられているCNX Niftyを対象としたCNX Nifty先物取引を導入しました

CNX Nifty指数は、インドのナショナル証券取引所の代表的な株価指数です。時価総額、流動性の高い優良株50銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。

インドの代表的な指数の先物を導入して品ぞろえを増やし、金融派生商品の取引量を増やすという狙いがあります。

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