アデランスの株価が強い 株主総会で社長7取締役の再任否決

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5月29日、かつら最大手のアデランスホールディングス 【東証1部:8170】の株価が前日比+162 (+8.72%)の終値2,020円と急騰しました。

5月29日に同社が開いた株主総会で、岡本孝善社長ら7人の現経営陣の再任が否決されました。筆頭株主である米系投資ファンドのスティール・パートナーズが株主総会でも再任に反対。再任否決の決定打となりました。

今日のアデランス株は、スティールパートナーズの今後の動向に注目した個人投資家からの買いが集まった模様です。

以下、ロイター・ニュースの記事からの抜粋です。

アデランス<8170.T>株主総会、米スティールの反対で岡本社長ら7人の再任否決

 [東京 29日 ロイター] アデランスホールディングス(8170.T: 株価, ニュース, レポート)が29日に開いた株主総会で、岡本孝善社長ら7人の現経営陣の再任が否決された。筆頭株主である米系投資ファンドのスティール・パートナーズは、業績不振などを理由に経営陣の交代を求めていたが、株主総会でも再任に反対した。

 株主総会では第2号議案として、取締役9人の選任を諮った。このうち、2人の新任社外取締役を除く7人の再任が否決された。剰余金の処分と監査役選任は承認された。

 アデランスHLDGは、岡本社長らの7人再任が否決されたことで、取締役会に欠員が生じるため、臨時株主総会で新しい取締役が選任されるまで、今回否決された取締役と、退任する予定だった徳丸勝治取締役(子会社アデランス社長)ら2人を加え、当面は11人が取締役会の体制で運営を続ける。

 スティールは、5月28日現在で発行済み株式数の26.7%を保有している筆頭株主。総会での取締役の再任否決を受けて、ウォレン・リヒテンシュタイン代表は「日本人株主を含め、アデランスの株主が取締役の経営に対する信任を完全に失い、変化を望んだことの表れ」と評価するコメントを発表し・・・

ちなみに、今日は、スティールパートナーズが10%以上株式を保有する企業の中では、下記の銘柄の株価が2~4%の値上がりとなりました。

・サッポロホールディングス

・日清食品

・ノーリツ

・ユシロ化学工業

・シチズンホールディングス

・天馬

・ブラザー工業

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