以前、当サイトで「東証、ミニTOPIX先物取引を2008年5月に導入」という記事を配信しました。
ミニTOPIX先物は、東証1部全銘柄の時価総額の変動を示すTOPIXを基にした「TOPIX先物」の最低取引単位と証拠金を従来の10分の1に引き下げたものです。ミニTOPIX先物は、日経225miniのTOPIX版といっていいでしょう。
ミニTOPIX先物ですが、投資家は6万円程度の証拠金で、150万円ほどの高額取引が可能になると思われます(導入時のTOPIXの数値で、証拠金は変わってきます)。
ミニTOPIX先物取引は、当初今年の5月に取引開始の予定でしたが、FujiSankei Business iの記事によると、6月16日に取引開始が決定した模様です。
以下、フジサンケイビジネスアイの記事からの抜粋です。
東証が来月新商品 初の個人向け先物 140万円から 3カ月先値動き対象
FujiSankei Business i. 2008/5/28
東京証券取引所1部上場株式の3カ月先の全体値動きを対象とする、初の個人向け投資商品が6月16日に登場する。東証が個人投資家の市場参加を促進するために開発した「ミニTOPIX(東証株価指数)先物」と呼ばれる上場商品で、午後4時半から7時までの初の「夕方取引」も導入する。株価が低迷する東京市場活性化の起爆剤になるか注目される。
~~~中略~~~
ただ、ミニTOPIXが思惑通りに普及するかは不透明だ。東証の斉藤惇社長はネット証券大手の楽天証券などに取り扱いを働きかけているもようだが、上場初日にサービスを提供するのはauカブコム証券だけ。他社は「状況の推移を見ながら年内を予定」(楽天証券)、「正式に決めておらず検討中」(SBIイー・トレード証券)など当面は様子見の姿勢を見せている。
フジサンケイビジネスアイの記事によれば、ミニTOPIXを上場初日から取り扱うのはauカブコム証券のみということです。
auカブコム証券がミニTOPIXの取引手数料などの詳細について発表しましたら、また当サイトの記事で取り上げたいと思います。
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