楽天証券、貸株サービスを開始 【2014年11月末開始予定】

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楽天証券が2014年11月末から貸株サービスを開始すると発表しました。

貸株サービスとは、個人投資家が楽天証券で保有している現物株式を楽天証券に貸出し、楽天証券が貸株料をユーザーに支払うサービスです。

個人投資家は貸株サービスを利用することで、貸株料として現金がもらえるというメリットを得ます。

しかし、貸株サービスを利用すると「楽天証券が倒産した場合、保有株式を失うリスクを負う」というデメリットが発生します。

通常、個人投資家が購入した株式は購入者本人の名義になっている上、証券会社は自社の資産とは分離して管理する義務があるので、仮に証券会社が破綻しても個人投資家の資産には影響がありません。

しかし貸株では、株の名義が証券会社に移っているため、貸株が証券会社の資産として見なされます。仮に証券会社が破綻した場合、貸株が債権者への補填として売却され、貸株サービスを利用していた個人投資家の元へ株券が戻ってこない可能性が出てきます。

参考として、以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。

Q (貸株サービスにおいて)リスクはないの?

A  貸株サービスをご利用の場合、お客さまはマネックス証券の信用リスクを負うことになります。具体的には、貸株サービスをご利用中にマネックス証券が倒産した場合には、お客さまはマネックス証券に株式の時価相当額の返還請求権を持つ一般債権者になります。また、投資者保護基金による保護対象にはなりません。

以下、楽天証券ウェブサイトにある発表文(PDF)からの抜粋です。

~~~

2014年10月17日

楽天証券株式会社

貸出金利を週次で更新!

「貸株サービス」取扱い開始のお知らせ
株式の移管キャンペーンも実施【PDF】

楽天証券株式会社(代表取締役社長:楠 雄治、本社:東京都品川区、以下「楽天証券」)は、2014年11月29日(土・予定)から、貸株サービスを開始することをお知らせします。

貸株サービスとは、お客様が保有なさっている国内株式を、楽天証券を通じて機関投資家などに貸し出し、その株式や貸し出し期間に応じた金利(貸株金利)を受け取ることができるサービスです。株式の譲渡益や配当金以外の収益が期待でき、保有株式を有効に活用することができます。

 ~~中略~~

■□ 貸株サービスの概要 □■

■サービス開始時期:2014年11月末(予定)

■取扱い対象銘柄:国内取引所に上場している銘柄
・下記の銘柄は貸株の対象にはなりませんのでご注意ください。

ほふり非取扱い銘柄、東証外国株市場銘柄、東証プロ向け市場上場銘柄、上場新株予約権証券
楽天株式およびグループ会社の株式、ETNおよびETFS、単元未満の株式、整理銘柄
その他当社が定める銘柄

■貸株サービスのご利用について
事前に電子交付へのご同意、および貸株サービスのお申込が必要です。

■貸株金利について
銘柄ごとに異なります。原則として毎週末に金利の見直しを行い、貸株サービスの専用ページにてご案内いたし
ます。また、状況に応じてより有利な貸株金利となる「ボーナス金利銘柄」を提供します。

■貸株サービスの内容設定について
お客様の資産運用の方針に応じて以下の設定が可能です。

・「優待優先」
権利確定日に自動的にお客様の口座へ株式を返却し、株主優待を受け取ることができます。権利落ち日以降、
再度自動で貸し出しの手続きをいたします。

・「金利優先」
権利確定日も原則としてそのまま貸出を継続し、貸株金利の受け取りを優先します。株主優待は受け取れませ
んが、配当金については、「配当金相当額」として受け取ることができます。

■信用取引をなさっているお客様の貸株サービス利用について
信用保証金維持率30%以上の余剰分について貸出サービスを利用することができます。また、あらかじめ保証金
維持率を指定することで、維持率を下回ると自動的に貸株を解除して代用有価証券へ振替を行う「貸株あんしん
サービス」もご用意しています。

※その他、貸株サービスの詳細は楽天証券ホームページをご覧ください。

<株式移管キャンペーンの概要>
■キャンペーン期間
2014年10月27日(月)~2015年1月30日(金)エントリーおよび入庫完了分

■対象者:期間中に楽天証券に国内株式を入庫されたお客様
■プレゼント内容:抽選で300名様に2,000ポイントをプレゼント

※その他、キャンペーンの詳細は楽天証券ホームページをご覧ください。

以上

~~以上、楽天証券ウェブサイトにある発表文(PDF)からの抜粋~~

なお、ネット証券大手で、貸株サービスを提供している証券会社は、楽天証券の他に下記の会社があります。

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