8月27日、介護事業大手のニチイ学館 【東証1部：9792】の株価が前日比+300 (+19.17%)の終値1,865円と急騰しました。ストップ高です。
8月25日に、コムスンの施設介護事業がニチイ学館に売却されるとの報道が流れたからです。以下、日経新聞のウェブサイトからの抜粋です。
グッドウィル・グループは子会社の介護大手コムスン（東京・港）の有料老人ホームなど施設介護事業を、ニチイ学館に売却する見通しとなった。コムスンから売却先選定を委託されている第三者委員会（委員長＝堀田力さわやか法律事務所所長）が候補を居酒屋チェーンのワタミとの2社に絞り込んだが、介護大手のニチイの実績などを評価した。27日にも正式決定する。今後の焦点はコムスンの在宅介護事業の売却に移る。
報道の通りグッドウィルは、本日、施設介護事業の売却交渉先をニチイ学館に選んだと正式に発表しました。介護事業の中では、訪問介護事業より施設介護事業の方が利益が出やすいこともあり、今日のニチイ学館の株価はストップ高になりました。
ちなみに、本日のグッドウィル・グループ 【東証1部：4723】の株価は前日比+550 (+2.35%)の終値24000円となっています。
来月には訪問介護事業の売却先も決定する予定となっており、こちらも売却先の会社の株価へ大きな影響を与えることになるでしょう。
参考 ： 本日のグッドウィル社のプレスリリースからの抜粋
平成19年8月27日
各位
会社名 グッドウィル・グループ株式会社
代表社名 代表取締役会長兼CEO 折口雅博 (コード番号4723 東証第一部)
問合せ先 執行役員 広報IR部長 大迫一生 (TEL.03-3405-9262)株式会社コムスンの事業移行にかかる施設介護事業「居住系サービス」
の移行先法人との事業承継についての協議開始のお知らせ当社は、平成１９年８月２７日開催の取締役会において、当社子会社である株式会社コムスン（以下コムスン）の事業移行につきまして、コムスン第三者委員会（以下第三者委員会）より答申を受け、以下の決定を致しましたのでお知らせします。
記
本日コムスンは、第三者委員会より事業移行計画において区分する「居住系サービス（介護付有料老人ホーム【コムスンホーム】【コムスンのきらめき】、グループホーム【コムスンのほほえみ】）」の事業を承継させることが適切な事業者として、株式会社ニチイ学館が選定された旨の答申を受けました。これについてコムスン内にて熟慮、検討した結果、第三者委員会のご意見を最大限尊重し、「居住系サービス」につきましては、株式会社ニチイ学館と事業承継についての協議に入ることと致しました。
尚、本件に関しては、今後詳細について決定次第その旨を開示致します。
又、本件が業績に与える影響については、明らかになり次第開示を致します。以上