インタートレードの株価が上昇、日本証券業協会からシステム開発を受託

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

7月18日、証券会社向けシステム開発のインタートレード 【マザーズ:3747】の株価が前日比+5,100 (+6.14%)の終値88,100円と上昇しました。

日本証券業協会(通称:日証協)が17日、今後導入するシステムの開発先として同社を選定したからです。同社が日証協から開発を委託されたのは、取引所外取引およびPTS取引における売買価格情報などの報告の公表を行うためのシステムです。

以下、インタトレードのIRリリースからの抜粋です。

平成19 年7 月17 日
各 位

上場会社名: 株式会社インタートレード
代表者名: 代表取締役社長 荒木 幸男
(コード番号:3747 東証マザーズ)
本社所在地: 東京都中央区八丁堀四丁目5 番4 号
問合せ先: グループ経営戦略部
広報・IR 室長 高田 典子
電話番号: 03-4540-3002

日本証券業協会が導入する「取引所外取引及びPTSシステム」
の開発委託に関するお知らせ

証券業務パッケージシステム開発の株式会社インタートレード(以下、インタートレード)は、
このたび、日本証券業協会が導入する取引所外取引及びPTS取引における売買価格情報等の報告
の公表等を行うためのシステム(以下、「取引所外取引及びPTSシステム」という。)の開発委託
先として選定されましたのでお知らせします。

1.開発委託先の選定されるに至る経緯
平成16年に公表された日本証券業協会の総務委員会最終報告「協会予算の収支均衡化に向けて」
において、「取引所市場外取引にかかる業務については、PTSシステムを基本インフラとして行う方法もあるため、JASDAQシステム以外の選択肢も含め、全体として合理的・効率的な方法を早期に検討してもらうよう、自主規制部門に要請する」との指摘がなされておりました。

これを受けて、日本証券業協会では、平成17年10月より「取引所外取引及びPTS取引に係るシステム見直しに関するワーキング・グループ」において、システムのあり方が議論なされ、その後、平成18年3月に「取引所外取引及びPTS取引に係わるシステムの今後の在り方について」を報告書として取り纏められました。本報告書では、これまで日本証券業協会が業務委託を行い、外部ベンダーが運用してきた取引所外取引システム及びPTSシステムについて、それら両システムが新規構築される場合には、費用削減の観点から、共通化できる部分を取引所外取引システムへ融合していくべきとの結論となりました。

このような状況下で、日本証券業協会は新規構築される取引所外取引及びPTSシステムの開発委託先の選定を行っていたところですが、今般、インタートレードが同委託先として選定されることとなりました。
なお、構築システムの内容(概要)は次の通りです。

構築内容(概要):日本証券業協会会員からの取引所外取引及びPTS取引における売買価格情報等の報告の公表等を行うためのシステム再構築

【システム対象範囲】(予定)
・取引所外取引及びPTSに係るシステムの開発
・取引所外取引及びPTS取引の売買情報等公表機能
・取引所外取引及びPTS取引の売買情報等受信機能
・取引所外取引及びPTS取引監視機能
・取引所外取引及びPTS取引相場表作成機能
・取引所外取引及びPTS取引情報等公表ウェブサイト等
・取引所外取引及びPTSに係るシステム機器の調達
・取引所外取引及びPTSに係るシステムの運用・管理

2.今後の見通
具体的な受注金額については今後詳細機能等の確定と共に決定していく予定であり、現時点では未定です。

また、今回のベンダー選定による、具体的なシステムの納品・検収は来期(平成20 年9 月期)を予定しているため、今期(平成19 年9 月期:平成18 年10 月1 日~平成19 年9 月30 日)の業績に与える影響は軽微です。なお、来期(平成20 年9 月期:平成19 年10 月1 日~平成20年9 月30 日)以降の業績に与える影響は現時点では未定であり、判明次第お知らせします。

インタートレードは、証券業務向けディーリング・トレーディングシステム等フロント発注系システム「MarketAxisR」シリーズに加え、証券バックオフィスシステム「ITFINER」、私設
取引システム(PTS)「ITMonsterR」、金融工学を駆使した株式リスクモデル「インタートレード・日立製作所RiskscopeR」、ハイブリッド金融商品管理システム「ITMiXiA」等をパッケージシス
テムとして提供しています。また、外国為替証拠金取引やコモディティ取引等、各種次世代型金融システムについても積極的な開発活動を行っており、今後も各種金融業務を行う会社に向けて新たな価値創造、金融トータルソリューションの提供を行っていく方針です。

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社インタートレード グループ経営戦略部 広報・IR 室
東京都中央区八丁堀四丁目5-4 〒104-0032
Tel:03-4540-3002 Fax:03-3537-7460 E-mail: ir@itrade.co.jp
以 上

※ 商標
本書に記載されている、会社名、商品名等は各社の所有する商標または登録商標です。

私の思い込みで、PTS=夜間取引市場というイメージが強いのですが、今回インタートレードが開発を請負うPTSは夜間市場とは関係がないようです。

やはり「夜間市場としてはのPTS」は規格の乱立状態が今後も続くのでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする