機関投資家とは (株式用語解説)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

機関投資家 [読み:きかんとうしか]

祐作:先輩、機関投資家ってなんですか?

兜:ふむ、機関投資家とは、顧客から集めた資金を運用・管理する法人投資家の総称だな。

祐作:具体的には?

兜:一般に機関投資家と呼ばれるグループをいくつか挙げると、「投資顧問会社」「生命保険会社」「損害保険会社」「信託銀行」「投資信託会社」「年金信託」などがあるよ。生命保険会社や損害保険会社であれば、加入者の保険料収入であり、投資信託会社であれば、投資信託を購入した人たちの提供した資金が元手になる。

祐作:なるほど。

兜:機関投資家は、莫大な資金量で投資を行うために、市場に与える影響も大きいものがある。アメリカでは、昔のように個人投資家が自ら株式投資を行うよりも、投資信託や年金などを通じて株資産を保有することが多くなったために、直接的に株式市場に参加する比重は機関投資家が大きくなった。こうした現象を「株式市場の機関化現象」というから覚えておくといいさ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする