上に窓をあけるとは (株式用語解説)

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上に窓をあける [読み:うえにまどをあける

祐作:先輩、「上に窓をあける」ってなんですか?

兜:ふむ、上に窓をあけるとは、前日の終値より当日の始値が高値で寄り付くことだな。チャートでいうとこんな感じ↓

  □■
  □
   
  ←窓(ギャップ)
  
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上に窓をあけることを、「ギャップアップ」「上離れる」ともいうね。

祐作:どんなときに発生するんでしょうか?

兜:上に窓があく要因は様々だけど、好材料が出て人気が集中した銘柄や、株価の上昇を読んだ投資家の成行買い、空売りしていた投資家の買い戻しなどにより発生するね。

祐作:なるほど。

兜:あと、日本の市場はアメリカ市場と連動することが多くて、上に窓があく要因の一つとなっている。アメリカ市場の取引時間は日本時間の夜から早朝にかけてだから、前日のニューヨークダウが大幅に上昇すると、日本市場で上に窓があく銘柄が出てくることがあるよ。

ちなみに、前日の終値より当日の始値が安値で寄り付くことを「下に窓を開ける」「ギャップダウン(Gap Down)」「GD」「下離れる」などと言うから覚えておくといいさ。

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