クラウンジュエルとは (株式用語解説)

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クラウンジュエル [読み:くらうんじゅえる]

祐作:先輩、クラウンジュエルってなんですか?

兜:ふむ、クラウンジュエルとは、買収のターゲットとなっている企業が持つ資産価値、収益力の高い事業部門もしくは子会社のことだな。クラウンジュエルの直訳は「王冠の宝石」だ。資産価値、収益力の高い事業部門を王冠の宝石にたとえているわけだ。

祐作:なるほど。

兜:ちなみに、買収を仕掛けられた企業が保有する重要な資産「クラウンジュエル」をあらかじめ売却し、相手が得られるメリットを小さくすることで買収意欲の低下を図る防衛策のことを「焦土作戦」という。「焦土作戦」の英語表記から「スコーチド・アース・ディフェンス」と呼ぶこともある。
 なお、クラウンジュエルはもともと「王冠に付いている宝石」という意味だけど、焦土作戦そのものをクラウンジュエルと呼ぶこともある。この辺りは紛らわしいね。

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