松井証券の株価が大幅安 無期限信用取引の有料化で

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

11月17日、松井証券の株価が前日比-37 (-4.20%)の終値843円と下落しました。同社が16日に手数料の値上げを発表したからです。

 ・関連記事 松井証券、現物取引の日計り片道手数料無料を廃止、無期限信用取引の手数料を有料化

ネット証券は手数料値下げを発表すると大抵株価が下がります。では、値上げをすれば株価が上がるのかというと、そんなことはありませんでした。今日の松井証券の株価がそれを証明しています。

まあ、松井証券の場合は、東証1部上場企業なのに手数料体系(無期限信用取引の手数料)をわずか2カ月あまりで変更するという朝令暮改をやったわりには、4.2%程度の下落ですんでよかったんじゃないでしょうか。今日は、市場全体が軟調でしたし、私は5%以上下がってもおかしくないと考えていました。

今回の件で、ネット証券は手数料を値下げしても値上げしても株価は上がらないということが判りました。ネット証券の株価が上がるためにはやはり市場全体の出来高が増加する必要がありますね。東証1部で一日あたりの売買が常に20億株を越えてこないとオンライン証券業界は厳しいと思われます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする