証券金融会社とは (株式用語解説 信用取引用語)

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証券金融会社 [読み:しょうけんきんゆうがいしゃ] [英語名:Securities finance company]
祐作:先輩、証券金融会社ってなんですか?
兜:ふむ、証券金融会社というと、証券会社が投資家に融通する資金や株が足りない場合、資金や株を証券会社に貸す事業を行っている会社だ。
祐作:なんでそんな会社があるんですかね?
兜:例えば、祐作がAという銘柄を空売りしたとする。空売りは証券会社から株券を借りて売る行為だから、証券会社にAの株券がないといけない。しかし、証券会社内にAの株券がない場合もある。このとき、証券会社は証券金融会社からAの株券を借りて、祐作に貸し出すわけだ。
祐作:なるほど、そういうことですか。証券金融会社は信用取引のために株券を蓄えているわけですね。
兜:そう、そして株券だけでなく信用取引用の資金もプールしてあるんだ。証券会社の資金や持ち株には限度があるから、それを越えた場合は証券会社が証券金融会社から借りてまかなう。これを「貸借取引」というんだ。貸借取引を、主要業務にしているのが証券金融会社というわけなんだけど、証券金融会社は現在3社ある。以下の3社だから覚えておくといいさ。
日本証券金融(=日証金)、大阪証券金融(=大証金)、中部証券金融(=中証金)

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