先日、当サイトで信用取引の証拠金規制が緩和されます 【2013年1月4日から資金効率アップ】という記事を配信しました。
2013年1月4日から、信用取引のルールが変わり「同じ担保を使って1日に何度でも売買できる」ようになるという旨の記事でした。
例えば、委託保証金100万円を証券会社に差し入れて信用取引で300万円の株を購入した場合、信用の余力はほとんどなくなってしまいます。当日中にその株を全部売却しても、余力は回復せず、その日のうちに再度300万円の買付を行うことはできません。
しかし、2013年1月4日からは、売却後に余力がすぐ回復し、その日のうちにまた取引ができるようになります。デイトレードで、何度でも同じ担保(委託保証金)を利用できるようになるわけです。
さて、SBI証券がこの信用取引の制度改正に2013年1月4日から対応すると発表しました。SBI証券のユーザーは、信用取引口座を開設していれば、制度改正の初日から、資金効率の高い信用取引が可能になります。
ちなみに、SBI証券は2012年11月30日に、一つの注文の約定代金によって株式手数料が決まる「スタンダードプラン」という手数料体系で、現物株取引と信用取引の手数料を値下げしています。興味がある方は、下記リンク先の記事をクリックしてください。
以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。
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2013年信用取引が変わる!当社ではこうなります! – SBI証券
2013年信用取引の新時代到来!資金効率が格段に向上!
2013年1月1日より、金融商品取引法第161条の2に規定する取引及びその保証金に関する内閣府令の一部改正および取引所規則の改正により、信用取引に係る委託保証金の計算方法等が変更となります。
これにより、今までよりも資金効率の高い信用取引が可能になります。
SBI証券では、2013年1月4日より、当制度改正に対応予定です。対応内容につきましては、当ページをご確認ください。
SBI証券の対応内容
実際にどのように便利になるのか、当社でのお取引の流れを見ながら確認してみましょう!
- ポイント1 同じ保証金で一日に何度でも信用取引ができる!
- ポイント2 反対売買による確定利益が瞬時に次の信用取引に利用できる!
▼委託保証金現金(SBIハイブリッド預金)1,000,008円、建玉が0の状態からお取引をする場合
まず、12/6にA株の信用新規建を行います。
↓クリックで拡大可能
同日にA株の返済売りを行います。
信用建余力が回復しました。
▼ポイント3 建玉返済後すぐに追証解消&保証金の引出もできる!
▼追加保証金が発生し建玉返済により解消する場合
12/6に追証が発生すると、12/7朝時点で追証金額が確定します。
建玉の一部を返済して追証を解消します。
注文株数9,200株の内9,000株が約定し、一部の追証が解消されました。
残りの200株も約定し、全部約定しました。
追証が全て解消されました。
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