ネット証券大手5社の新規口座開設状況(2011年3月分)の順位表を作成しました。
▼ネット証券5社 新規口座開設状況 2011年3月分
順位 | 証券会社名 |
証券口座純増数 |
証券累計口座数 | 店頭FX口座純増数 | 店頭FX累計口座数 |
1 | SBI証券 | 18,179 (前月比+2,825)↑ |
2,209,946 | 非公開 | 非公開 |
2 | 楽天証券 | 10,384 (前月比-1,139)↓ |
1,083,763 | 非公開 | 非公開 |
3↑ | auカブコム証券 | 4,741 (前月比+2139)↑ |
731,891 | 614 | 38,460 |
4↓ | 松井証券 | 3,802 (前月比+953)↑ |
812,410 |
287 |
65,673 |
5 | マネックス証券 | 3,048 (前月比+826)↑ |
1,210,778 |
1450 |
120,192 |
計 |
40,154 |
6,048788 |
比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。
1位は前月に引き続き、SBI証券になっています。なお、2011年2月の純増数は15,354でした。
2位は前月に引き続き、楽天証券です。2月の口座純増数は11,523でした。
3位はauカブコム証券です。前月よりワンランクアップです。2月の口座純増数は2,602でした。
4位は松井証券です。前月より1ランクダウンです。2月の口座純増数は2,849でした。
5位は前月に引き続き、マネックス証券です。2月の口座純増数は2,222でした。
▼メモ
2011年3月は、日経平均株価が10,624円から9,755円に下落しました。また、東証マザーズ指数も501から460へ下落しました。3月11日に発生した東日本大震災および、これに端を発した福島第一原子力発電所事故の影響があったためです。
3月14日から同15日にかけて日経平均株価指数が2,000円を超える大幅な値下がりがあるなど、波乱の相場展開だったため、3月は株式の売買代金が急増しました。
▼参考 : 2011年3月11日から3月17日の日経平均株価の値動き
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2011年3月17日 | 8,913.35 | 9,093.61 | 8,639.56 | 8,962.67 |
2011年3月16日 | 8,767.2 | 9,168.51 | 8,763.95 | 9,093.72 |
2011年3月15日 | 9,441.66 | 9,441.66 | 8,227.63 | 8,605.15 |
2011年3月14日 | 10,044.17 | 10,049.92 | 9,578.65 | 9,620.49 |
2011年3月11日 | 10,298.64 | 10,378.55 | 10,254.43 | 10,254.43 |
2011年3月10日 | 10,544.13 | 10,549.17 | 10,410.1 | 10,434.38 |
また、こういった風に相場が乱高下すると、テレビや新聞で株式市場に関する報道が増えるので、個人投資家が株式市場に興味を持ちます。その結果、ネット証券の新規口座開設数が増えます。
2008年に起こったリーマンショックのときも、相場が乱高下したので、個人投資家のオンライン証券の口座開設純増数が一時的に急増しました。
以下、時事通信社のウェブサイトからの抜粋です。
1年9カ月ぶり高水準=震災後に取引活発化-3月のネット株売買
SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券のインターネット証券大手5社が5日までに発表した月報によると、3月の5社の株式売買代金は前月比28%増の約11兆3000億円と、1年9カ月ぶりの高水準だった。前月比では6カ月連続の増加となった。
東日本大震災後に相場が乱高下し、短期的に利益を稼ぐ機会と判断した個人投資家が積極的に株式売買を繰り返したのが要因。最大手のSBIが28%増、残り4社も2~3割の大幅増だった。(2011/04/05-19:25)
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