公社債投資信託とは 【株式用語解説】

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公社債投資信託 [読み:こうしゃさいとうししんたく]

公社債投資信託とは投資信託の一種です。運用対象に株式は一切組み入れず、国債や社債など元金および利払いが確定している公社債(=債券)を中心に運用します。

公社債投資信託は主に「国債、政府保証債、地方債、電力債、金融債」などの債券を運用対象にしています。

▼公社債投資信託と株式投資信託の投資対象の違い

公社債 株式
公社債投資信託 投資可能 投資不可能
株式投資信託 投資可能 投資可能

株式に投資しないといっても、債券市場の市況は変動するため、公社債投資信託は元本が保証されているものではありません。しかし、日本国内で作られた公社債投信は元本割れを起こしたケースはまれです。公社債投信は元本保証ではないが、元本割れするリスクは低い金融商品といえます。

過去の運用において公社債投資信託の一種であるMRFが元本割れを引き起こしたことはありません。一方で円MMFの場合、日興アセットマネジメントの日興MMFなどが米国のエンロンが破綻した際に元本割れを引き起こしたことがあります。これはMMFにエンロンの短期社債が組み込まれていたためです。

エンロン事件以後はMMFの運用方法について見直しが入り、元本割れは起きていません。リーマンショックの際もMRF・MMFともに元本割れは発生しませんでした。

なお、「マネー・マネージメント・ファンド(MMF)」や「マネー・リザーブ・ファンド(MRF)」は公社債投資信託の一種です。

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