- イナゴ投資家 (いなごとうしか)
- 【同義語:イナゴトレーダー、イナゴ】
イナゴ投資家とは、価格が急騰している株式にイナゴ(バッタ)のように飛びつく個人投資家のことです。株価急騰の波に乗って、短期トレードで利益を出すことを目指しています。
イナゴ投資家にとって株価が急騰している理由(株価材料)は必須ではありません。リアルタイムで上昇している株価の波にうまく乗って、売買で利益を出せるか否かが重要なわけです。
そのため、イナゴ投資家が集まっていると噂された銘柄は、株価が急騰した後、すぐに急落するケースがよく見られます。
この「投資家がばっと集まって売買が盛り上がった後、株価が急激に下落し、最後には売買も低調になる」様子が、稲などの穀物にむらがるイナゴの被害に似ているため、イナゴ投資家(イナゴトレーダー)という俗語が生まれました。
ちなみに、バッタの大量発生による穀物の壊滅的な被害は、蝗害や飛蝗と呼ばれています。日本は土地が狭いので、大規模な蝗害はめったに発生しませんが、殺虫剤が開発される前のユーラシア大陸ではときおり蝗害が発生し、農産物が大規模な被害を受けました。
蝗害に興味がある方は、下記リンク先のページを読んでください。ただし、バッタの写真が気持ち悪い(グロい)ので注意が必要です。
なお、「イナゴ投資家」もしくは「イナゴ」というネットスラングは、国内最大級の某巨大掲示板の株式板が発祥の場所と思われます。
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