GMOインターネット、あおぞら銀行とネット銀行の共同運営を検討開始

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2015年6月29日、GMOインターネットとあおぞら銀行が、共同でネット銀行を設立する検討に入ったと発表しました。

あおぞら銀子会社のあおぞら信託銀行にGMOインターネットが出資する方向です。

以下、GMOインターネットのウェブサイトからの抜粋です。

2015年6月29日
報道関係者各位

GMOインターネット株式会社

株式会社あおぞら銀行とのインターネット銀行共同運営に関する検討開始について

 GMOインターネット株式会社(以下、当社)は、株式会社あおぞら銀行(以下、あおぞら銀行)との間で、インターネット銀行の共同運営についての検討を開始しました。

 ~~中略~~

 現在のスマートフォンの普及やEC市場の拡大は、これまでの伝統的な銀行のサービスだけでは対応できない多様なニーズを生み出しています。そのような環境の中、両社ともに、インターネットによるお客様の利便性向上が図れること、また両社の強みを生かすことができると考え、当社とあおぞら銀行は金融とITの融合によるインターネット銀行の共同運営について検討を開始しました。併せて、GMOインターネットグループ各社との広範囲な連携による、魅力ある金融サービスの提供を検討してまいります。

 インターネット銀行の共同運営につきましては、あおぞら銀行の100%子会社である「あおぞら信託銀行株式会社」の活用を前提に、当社によるあおぞら信託銀行への資本参加を含めて検討します。具体的なスケジュールにつきましては、今後、両社で協議のうえ、決定いたします。

GMOインターネットのグループ会社には、オンライン株取引のサービスを提供しているGMOクリック証券という証券会社があります。

あおぞら銀行とGMOインターネットが共同でネット銀行を設立すれば、その新しい銀行の口座とGMOクリック証券の口座を連携させたサービスの提供が開始されてもおかしくありません。

以下、日経新聞のウェブサイトからの抜粋です。

あおぞら・GMO、ネット銀共同設立検討を発表

2015/6/29 22:28
日本経済新聞 電子版

 ~~前略~~

 銀行口座と証券口座を連携させて、証券取引の資金移動を簡単にできるようにする「スウィープ」と呼ばれるサービスも検討する。スウィープでは、たとえば銀行口座に必要な残高があれば、証券口座にお金を振り込まなくても株式を買うことができる。株式を売却した場合には、売却代金は銀行口座に自動的に入金される。

この銀行口座にあるお金を株取引に使えるスウィープ機能の代表例は、SBI証券の口座と住信SBIネット銀行の口座との間で使えるSBIハイブリッド預金です。

同様のサービスとしては、楽天証券の口座と楽天銀行の口座で使える投資あんしんサービスがあります。

ネット証券とネット銀行はサービスの連携がとりやすく相性が良いので、新しい銀行が順調に開始すれば、個人投資家にとってメリットのあるサービスが提供されることでしょう。

個人投資家の立場としては、GMOインターネットとあおぞら銀行が共同で設立する予定のネットバンクには期待しています。

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