2月23日、三菱東京UFJ銀行がauカブコム証券を傘下に収める検討に入ったとのニュースが出ました。以下、共同通信のニュースからの抜粋です。
三菱東京UFJ銀 auカブコム証券(旧カブドットコム証券)を傘下に
三菱UFJフィナンシャル・グループの三菱東京UFJ銀行は二十二日、インターネット専業証券大手のauカブコム証券を傘下に収める方向で最終調整に入った。来月初旬にも三菱東京UFJが株式公開買い付け(TOB)を実施する方向で検討を進めており、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式を大幅に買い増し、実質的な支配権を握る。
このニュースを受け、本日、auカブコム証券の株価が急伸しました。以下、ネット証券大手銘柄の本日の値動きです。
会社名 | 前日比 | 終値 |
松井証券 (東証1部:8628) | +69 (+5.66%) | 1,288円 |
マネックス (東証1部:8698) | +8,000 (+6.20%) | 137,000円 |
SBIイー・トレード証券 (JASDAQ:8701) | -1,000 (-0.55%) | 181,000円 |
auカブコム証券 (東証1部:8703) | +19,000 (+8.60%) | 240,000円 |
また、共同通信のニュースは松井証券について下記のように報じているため、松井証券の株価も急騰しました。
三菱グループは、別のネット証券大手、松井証券と資本・業務提携に向け協議中で、今回のTOBはその行方にも影響を与えそうだ。将来は松井証券とauカブコム証券(旧カブドットコム証券)との連携も視野に入れている。
なお、イートレード証券はネット証券業界の中で圧倒的にシェアが高いため、業界再編に巻き込まれる可能性が一番低い企業です。そのためか本日の株価の動きは鈍いものになっています。
もし、共同通信のニュースのとおりauカブコム証券(旧カブドットコム証券)へのTOBが既定路線なのであれば、TOB価格がいくらになるかがマーケット関係者の注目点になりますね。
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