金庫株とは (株式用語解説)

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金庫株 [読み:きんこかぶ]

祐作:先輩、金庫株ってなんですか?

兜:ふむ、金庫株とは、企業が自社で発行した株を取得して保有する「自己株式」のことだな。

祐作:自己株式ですか。なんで金庫株っていうんですかね?

兜:いったん取得した後その自己株式を長らく金庫にしまっておくことができる、そんなイメージから自己株式を金庫株と呼ぶわけだな。従来、会社が自社株を買う行為は、ストックオプションを行使した社員に株を譲渡することや、株主還元の一環として自社株を消却する目的に限られ、金庫株は商法で禁止されていた。しかし、2001年の商法改正で金庫株が解禁されて、企業は機動的に自社株買いを行うことができるようになったんだ。

祐作:金庫株の効果とはどんなものでしょうか?

兜:金子株を企業が市場に再放出せずに消却した場合、発行されている株式数が減少し、一株当たりの価値が上昇する為、株価の下支え効果が期待できるな。

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