IPOとは (株式用語解説)

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IPO [読み:あいぴーおー] [英語名:Initial Public Offering]

祐作:先輩、IPOってなんですか?

兜:ふむ、IPOとは株式の新規公開、新規上場のことだな。Initial Public Offeringの略だ。投資家は新規公開した企業の株式を、証券取引所を通じて自由に売買できるようになる。公開しようとしている企業の株式を「IPO銘柄」と呼ぶぞ。

祐作:もう少し詳しく教えてもらえますか?

兜:新規上場するためには、企業は一定量の株式を株式市場に流通させることが必要なんだ。その方法には「公募増資」と「売り出し」の2通りがある。前者は新しく株式を発行、事業資金を集めることが目的で、後者はオーナーや創業者など既存株主が売りに出した株式の売却益を得ることになる。

祐作:新規上場銘柄の価格はどんなもんでしょうか?

兜:最近は、株式公開して取引所で初めてつく値段である「初値」が、IPO時に売り出される値段である「公募価格」を上回るケースが多い。ただ、IPO銘柄の人気は過熱気味だな。公開価格は「ブックビルディング方式」で決まるんだけど、最近は申込のブック(予約)が多いので購入できる権利が得られる確率は低いねえ。

あと、IPOのことを「新規株式公開」とか「株式公開」ということもあるから覚えておくといいさ。

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