貸株とは (株式用語解説 信用取引の場合)

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貸株 [読み:かしかぶ] [英語名:Lending stock]
祐作:先輩、貸株ってなんですか?
兜:ふむ、貸株というと、信用取引において空売りをする投資家に証券会社から貸し出される株のことだな。
祐作:空売りってなんですか?
兜:ふむ、空売りか。そうだな、普通、株というものは保有していないと売れないよな。
祐作:そりゃ、持っていないものは売れませんよ。
兜:ところが、信用取引を使えば自分が持っていない株も売ることができるんだな。これが空売りだ。
祐作:え、どうやってですか?
兜:ここで貸株が出てくるんだ。持っていないから、証券会社から株を貸してもらって売るんだよ。貸してもらった株は、通常6カ月先までに、市場で買い戻して証券会社に返さないといけない。
祐作:へ~、そんなことができるんですか。でも、それなんのためにやるんです?
兜:「高く売って、安く買う」ためだな。通常の株取引(現物取引)では、「安く買って、高く売る」ことを目的としている。現物取引とは逆になるので、空売りでは株価が値下がりすると儲かる。
祐作:なるほど。
兜:空売りの注文を顧客が出すとき、通常、証券会社は証券金融会社からその売付株式を借り入れ、顧客にその株式を貸し付けることが多い。このように株式が調達される市場を貸株市場というから覚えておくといいさ。

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