1月23日、読売新聞から三菱UFJフィナンシャル・グループが松井証券に出資を検討しているとのニュースが配信されました。
三菱UFJ、松井証券に出資へ…15%程度で調整
三菱UFJフィナンシャル・グループが、インターネット証券大手の松井証券(本社・東京)と資本提携する方向で調整に入った。
22日、関係筋が明らかにした。早ければ月内にも合意する。
三菱UFJグループが松井証券の発行済み株式の15%程度を取得し、個人向け取引の拡大で連携する案が有力だ。
以前から、松井証券が三菱UFJと接触しているとのニュースを見聞きしていましたが、両社の資本提携が現実味を帯びてきました。
三菱UFJフィナンシャル・グループは傘下にauカブコム証券を納めています。しかし、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の約54万口座では、日本一の金融グループとして満足できないのでしょう。
将来的にネット証券で大きく利益を出せるのは業界で2~3社にしぼられると思われます。イートレード証券はもうすでに業界1位をの立場を確立していますが、2位、3位争いは混沌としています。
しかし、仮に松井とauカブコム証券(旧カブドットコム証券)が合併すれば、楽天証券をいっきに突き放し業界2位の証券会社が誕生となります。
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)は合併などの積極的な手を打たないと業界ベスト3に入ることが難しいので、三菱UFJが松井証券に手を伸ばしたのでしょう。ネット証券業界再編の序章となるのか、注目していきたいと思います。