auカブコム証券が 2012年5月28日より株式取引と株価指数先物取引に対応したAPI(Application Programming Interface)の提供を開始すると発表しました。
このAPIは「kabu.com API」という名称になっています。
APIの説明としては、下記リンク先の斎藤幾郎氏の記事が判りやすいです。
アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)の略。OS(基本ソフト)やアプリケーションソフト、あるいはウェブアプリケーションが、自ら持つ機能の一部を外部のアプリケーション(ソフトやウェブサービス)から簡単に利用できるようにするインターフェース。
ここで言うインターフェースとは、機能の呼び出し手順や記述方法などを定めた仕様を指す。APIが提供されている機能は独自に開発する必要がないため、プログラムの開発を効率的に行うことが可能になる。
APIは・・・(以下、省略)
将来的には、個人投資家でプログラムをかける方は、auカブコム証券で「kabu.com API」を利用することで、システムトレードを行うことが可能になる予定です。
アルゴリズムトレード・・・コンピュータシステムが条件に従って、自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引のこと。システムトレードとも呼ばれている
ただし、当面は「kabu.com API」は「kabu.com API 利用契約」を締結したトレードツール業者にだけ提供されます。個人投資家がが「kabu.com API」を利用するためには、auカブコム証券の口座を開いた後、「kabu.com APIサービス利用規定」に同意した上で、トレードツール提供業者のツールを使用する形態となります。
「kabu.com API」ですが、サービス開始当初は日経225先物・オプション取引やTOPIX先物取引に対応していました。2012年5月28日より東証や大証の株式取引にも対応しました。
現在、下記の金融商品に対応しています。
東証 | 株式(現物取引、信用取引)、TOPIX先物、 ミニTOPIX先物、TOPIX Core30先物、東証REIT指数先物 |
大証 | 株式(現物取引、信用取引)、日経225先物、日経225mini先物、日経225オプション、NYダウ先物、日経平均VI先物(2012年5月28日取引開始) |
以下、auカブコム証券のウェブサイトからの抜粋です。
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2012年5月28日
直接オンライン取引システムに発注できる「kabu.comAPI」の株式取引対応開始
~ 主要ネット証券初!指数先物オプションに続き株式に開放/NYダウ先物等取扱い追加 ~
auカブコム証券株式会社は、2012年5月28日(月・大安)より、API(Application Programming Interface)環境「kabu.com API」にて株式取引の対応を開始いたします。
近年、ヘッジファンド等機関投資家が行ってきたアルゴリズムトレードやミラートレードなど、「システムトレード」と言われる取引手法で取引したいと言うニーズが、プロップファームや個人投資家にも広まってきております。
当社のお客さまは、「kabu.com API」に対応したトレードツールを介して、高速・高機能な当社取引基盤へDMA(Direct Market Access)により近い形で発注することが可能となります。
先行して2012年4月23日に提供を開始している「kabu.comAPI」の指数先物オプション取引は、開始1ヶ月で約10社程度の法人に公開しており、取引ツールへの取込が容易であるとご好評いただいております。
また株式取引のAPI公開についても、既にプロップファームや取引ツール開発業者から多くの問合せをいただいており、今後の株式取引におけるシステムトレード拡大を期待しております。
●「kabu.com API」利用イメージ
- 個人投資家のお客さまが、「kabu.com API」対応の市販トレードツールによるシステムトレードで利用。
- プロップファームのトレーダー様が、自社取引ツールやRSS(RealTime Spreadsheet)等に「kabu.com API」を組み込んで取引に使用。
- 投資法人・投資運用業者様が、自己の計算にて取引、ポジション管理に利用。
- 投資助言・代理業者様が、ポートフォリオ管理支援ツール等に「kabu.com API」を組み込んでリアルタイムにポジション状況を把握し、顧客への助言に利用。
※当社の東京システムセンターにおいては、ファシリティ管理、およびネットワーク構成管理を社外に委託することなくすべて自社で管理しており(※1)、投資法人/投信運用業者様においては、インターネット接続ではなく、専用線や広域イーサネット接続等のより低レイテンシな接続方法や専用サーバの構成等、柔軟な基盤構築が可能です。
※1監視業務等は一部社外への委託を行っております。
●「kabu.com API」対応商品
東証: 株式(現物取引、信用取引)、TOPIX先物、 ミニTOPIX先物、TOPIX Core30先物、東証REIT指数先物
大証: 株式(現物取引、信用取引)、日経225先物、日経225mini先物、日経225オプション、NYダウ先物、日経平均VI先物(2012年5月28日取引開始)
●「kabu.com API」の主な特長
- Webサービスの形式で提供されるため、ツール等への組み込みが容易に行えます。
- 発注用のAPIだけでなく、注文照会、残高照会、リアルタイム時価配信等もAPIとして備えており、ツールの必要とするあらゆる情報取得が「kabu.com API」で完結できます。
- 発注に伴う各種のチェック機能(認証チェック、発注可能額チェック、顧客属性チェック等)はAPI側に備わっており、API利用者側で複雑なチェックロジックを構築する必要はありません。
●「kabu.com API」提供機能詳細
機能名称
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機能概要
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発注 | 通常発注 | 成行、指値等取引所の執行条件で発注が行えます。 |
自動売買発注 | 当社オンライン取引システムが備える多彩な自動売買注文が発注できます。 ・ 逆指値 ・ トレーリングストップ ・ W指値 ・ ±指値 ・ 時間指定注文 ・ Uターン注文 ・ リレー注文 ・ 引け前訂正指値注文 ・ 約定±指値 ・ 約定±逆指値 ・ 約定±W指値 |
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注文訂正
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発注済注文の値段訂正、数量削減、自動売買の条件訂正が行えます。 | |
注文取消
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発注済注文の取消が行えます。 | |
照会 | 注文一覧照会 | 発注済注文の一覧、詳細取得が行えます。期間指定や有効注文のみの取得も可能です。 |
約定一覧照会 | 約定結果の一覧、詳細取得が行えます。 | |
建玉一覧照会 | 未決済建玉の一覧・詳細取得が行えます。商品種別ごとの取得も可能です。 | |
銘柄一覧照会 | 銘柄情報が取得できます。オプション銘柄のIV、デルタ等も取得することができます。 | |
プッシュ配信機能 | 時価配信 | プッシュ配信して欲しい銘柄リストを登録することにより、以後の時価更新をリアルタイムに配信します。 |
注文状態変更 | 口座番号を登録することにより、注文の状態変更(注文済み、一部約定、全約定、失効等)をリアルタイムに配信します。 | |
建玉状態変更 | 口座番号を登録することにより、建玉残高に更新があった場合にリアルタイムで配信します。 |
●「kabu.com API」提供方法
当面は当社と個別に「kabu.com API 利用契約」を締結したトレードツール提供業者様向けに提供して参ります。当社のお客さまが「kabu.com API」を利用するためには、個人・法人問わず当社にて証券口座、信用口座、先物・オプション口座、FX口座を必要に応じてご開設いただき、「kabu.com APIサービス利用規定」にご同意いただいた上で、トレードツール提供業者様のツールを使用していただく形態となります。
※トレードツールは、契約開発業者様からの申請に応じて別途審査等により当社が承認したトレードツールのみご利用いただけます。
※本文中に記載されている会社名、商品名、アプリケーションおよびロゴは、各社の登録商標または商標である場合があります。
~~~以上、auカブコム証券のウェブサイトからの抜粋~~~
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