auカブコム証券では株取引において逆指値注文という注文方法が使えます。
auカブコム証券は3月31日から、逆指値注文と不出来引成行注文を組み合わせることができるようになると発表しました。
逆指値注文と不出来引成行注文を組み合わせると、逆指値注文で取引時間の終了までに約定しなかった場合、「引け」で成行注文が発動されます。以下、逆指値注文+不出来引成行注文の具体例をauカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトから抜粋しました。
■注文例<売りの逆指値:不出来引け成行>
株価が450円以下になったら、460円の売り指値を発注、引けまでに約定しなければ引け成行で売り。・ 時価470円の持ち株に、株価が450円以下になったら売りの逆指値を設定する際に、「不出来引け成行460円」を指定。
・ 「株価が450円以下になったら」の条件に達すると、「不出来引け成行460円」が取引所等に発注される。
・ 460円の売り指値が発注され、引けまでに約定しなければ引け成行となり引け値で約定する。
・ ただし、ザラバ引けとなり引けでの約定がない場合は約定しない。
逆指値注文+不出来引成行注文はザラ場を見ることが出来ないサラリーマン投資家にとっては便利な注文方法といえるでしょう。
なお、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の発表によると、逆指値注文+不出来引成行注文は最初は株取引でしか使えませんが、今後、日経225先物取引にも導入する予定ということです。
以下、auカブコム証券のウェブサイトからの抜粋です。
2008年3月25日
自動売買「逆指値」のアクションに「不出来引成行」を追加
~ 逆指値(特許第3875206号)等に加え、新たに「±指値」で追加特許取得、自動売買関連特許5件目 ~
auカブコム証券株式会社は、3月31日(月)からの予定で、株式の自動売買「逆指値」のアクション(指定した条件に達した場合の注文執行方法)に、お客さまからのご要望の多かった「不出来引け成行(不成)」を追加します。
今回は株式(現物・信用)への対応となりますが、今後は株価指数先物・オプション取引へも適用していく予定です。
また、当社は「逆指値」を実現するために用いている自動発注システム(売買注文自動発注装置)について、特許権(特許第3875206号)を取得しており、すでに一部の証券会社からはライセンス料を得ています。
当社の特許権に抵触する可能性のある他の証券会社に対しては、内容に応じてライセンス料を請求する等の行動を検討して参ります。
なお、2008年2月に「±指値」に関連して、自動売買関連で5件目となる特許権を取得しました。
■注文画面例<売りの逆指値:不出来引け成行>
株価が450円以下になったら、460円の売り指値を発注、引けまでに約定しなければ引け成行で売り。・ 時価470円の持ち株に、株価が450円以下になったら売りの逆指値を設定する際に、「不出来引け成行460円」を指定。
・ 「株価が450円以下になったら」の条件に達すると、「不出来引け成行460円」が取引所等に発注される。
・ 460円の売り指値が発注され、引けまでに約定しなければ引け成行となり引け値で約定する。
・ ただし、ザラバ引けとなり引けでの約定がない場合は約定しない。
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