昨日、当サイトで「グッドウィル、子会社コムスンの全事業をグループ会社に譲渡」という記事を配信しました。
その記事でも書きましたが、昨日、グッドウィルはコムスンの全事業を日本シルバーサービス株式会社(以下NSS)に譲渡すると発表しました。NSSはグッドウィルの連結子会社です。
コムスン(非上場)の看板をNSSに変えることにより、介護事業の指定取消し処分を免れようと意図しているものと思われます。これに対して、厚生労働省は本日、事業譲渡計画を凍結するようグッドウィル社に行政指導したと発表しました。以下、日経新聞の記事からの抜粋です。
コムスン全事業、グループ内譲渡・厚労省が凍結指導
グッドウィル・グループは6日夜、2011年12月まで介護事業所の新規指定や更新が打ち切られることになったコムスンの全事業について、グループ企業である日本シルバーサービス(東京・目黒)に7月31日付で譲渡すると公表した。これに対し、厚生労働省は7日記者会見し、譲渡計画を凍結するよう同社に行政指導したと発表した。
厚労省の行政指導は妥当です。NSSに事業譲渡することによって、介護事業の継続が可能ならば、指定取消し処分の意味がありませんから。
それにしても、しばらくはグッドウィルと厚労省の綱引きで介護事業関連銘柄の株価が左右される日々が続きそうです。
参考 2007年6月7日のグッドウィル社の株価
6月7日のグッドウィル・グループ 【東証1部:4723】の株価・・・前日比-10,000円 (-13.93%)の終値61,800円 (ストップ安比例配分) 出来高は1,696株
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