4月23日、中外製薬が2007年6月中間期連結決算の見通しを上方修正しました。経常利益の予想が210億円から310億円に修正されています。抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の行政備蓄が大幅に増加したことが収益を押し上げました。
中外製薬の発表によると、タミフルの売上高の予想が、前回の128億円から238億円へと大幅に引き上げられています。また、研究開発費を含む販売費及び一般管理費の一部が下期にずれこむことも利益を押し上げたと述べられています。
この冬なにかと話題になったタミフルですが、中外製薬の利益に貢献しました。逆に言うと、もしタミフルが販売できなくなるような事件でも起これば、中外製薬の利益は落ち込むということでしょう。